インスタのストーリーズは、24時間で自動的に消える気軽な投稿で、フォロワーとの距離を縮めるのに向いています。集客につなげるなら、日常の共有、質問への回答、案内の3つの型を使い分けると、無理なく続けられます。
ストーリーズは、フィード投稿のようにきれいに整える必要がなく、手軽に出せる点が特徴です。ここでは、基本の機能から、型の使い分け、続け方までを説明します。画面の表示や機能は更新されることがあるため、執筆時点の内容として読んでください。
ストーリーズの特徴
ストーリーズは、画面の上部に丸いアイコンで表示され、投稿から24時間で見られなくなります。ハイライトに追加すれば、プロフィールに残しておくことも可能です。
フィード投稿が「見つけてもらうための入り口」だとすれば、ストーリーズは「すでに関心を持ってくれている人との会話の場」です。主にフォロワーが見るため、新しい読み手を増やすより、関係を深める役割が中心になります。
消えるものだからこそ、完成度を求めすぎず、気軽に出せるのが利点です。毎日少しずつ出すことで、アカウントが生きている印象を保てます。
型1: 日常や裏側の共有
1つ目の型は、仕事の日常や裏側を見せるものです。仕込みの様子、準備中の風景、今日のおすすめ、道具の紹介など、フィード投稿にするほどではない小さな場面が材料になります。
この型の目的は、親近感を持ってもらうことです。普段の様子を見せることで、「この人から買いたい」「この店に行ってみたい」という気持ちが育ちます。
撮影は、スマホでその場で撮ったままで構いません。ただし、顧客の顔や個人情報が映り込んでいないか、撮影前に確認してください。
文字と音の工夫
ストーリーズは、音を出さずに見る人も多いため、短い文字を添えると意図が伝わります。文字は、画面の上下の端を避けて配置します。端に置くと、操作用の表示と重なって見えにくくなることがあります。
型2: 質問や投票で会話する
2つ目の型は、スタンプ機能を使った双方向のやりとりです。質問スタンプ、アンケート、クイズなど、読み手が参加できる機能があります。
たとえば「次に紹介してほしい商品はどれ?」と選択肢を出す、「普段の悩みを教えてください」と質問を募る、といった使い方があります。参加してもらえると、読み手との関係が深まり、読み手の悩みを知る材料にもなります。
質問に答えてもらったら、次のストーリーズで回答を紹介します。個別の回答は、相手が特定されない形に整えるか、許可を取ってから載せます。ここで得た質問は、フィード投稿のネタとしても使えます。
参加してもらうコツは、答えやすい質問にすることです。「はい・いいえ」で答えられる質問や、2択の質問のほうが、自由記述よりも反応が得られやすくなります。
型3: 案内や告知
3つ目の型は、予約、新商品、イベント、フィード投稿のお知らせなど、読み手に行動してほしい内容を案内するものです。リンクスタンプを使えば、ストーリーズから予約ページなどへ直接案内できます。
ここで気をつけたいのは、案内ばかりにならないことです。毎回宣伝が続くと、読み手の関心が離れます。日常の共有と質問の型を中心にしつつ、案内を挟む比率にしてください。目安として、案内は全体の1〜2割ほどに抑えます。
案内する際は、行動を1つに絞ります。「予約はこちら」と1つのリンクを示すほうが、複数の選択肢を並べるより、押してもらいやすくなります。
続けるための工夫
ストーリーズを毎日出すのは負担が大きいため、頻度は週に3〜4日などから始めるのが現実的です。無理のない範囲で、決まった曜日に出すと習慣になります。
撮りためた素材を使う方法もあります。フィード投稿の撮影の際に、別の角度から数枚多く撮っておけば、ストーリーズ用の材料にできます。
ハイライトにまとめる内容は、プロフィールを訪れた人が見る入り口になります。ストーリーズで出した内容のうち、繰り返し見てほしいもの(よくある質問、料金の案内、商品の紹介など)を、整理して残しておきます。
数字の確認
インサイトでは、ストーリーズの閲覧数、次へ進んだ数、離脱した数、スタンプの反応などが確認できます。離脱が多い場面は、内容が長い、または興味を引けていない可能性があります。
質問スタンプの回答数や、リンクのクリック数も、集客への貢献を見る目安です。数字は1回の結果で判断せず、数日分をまとめて傾向を見てください。
やってはいけないこと
ストーリーズでよく見られる失敗は、他人の写真や投稿を、許可なく載せることです。取引先やお客様が写っている場合は、公開してよいか事前に確認します。個人が特定できる情報は、載せないのが原則です。
また、案内のリンクが古いまま残っていないかも確認してください。終わったイベントの案内が出続けると、読み手は不便を感じます。
見てもらうための小さな工夫
最初の1枚は、一番見てもらいたい場面にします。ストーリーズは、最初の数秒で次へ進まれやすいため、冒頭の1枚に興味を引く要素(問いかけ、きれいな写真、気になる文字)を入れます。
連続して出す場合は、4〜5枚までに収めると、最後まで見てもらいやすくなります。長くなりそうなときは、フィード投稿やリールに内容を切り替え、ストーリーズでその案内をするとよいでしょう。
返信への対応
ストーリーズへの返信は、DMで届きます。短くても、早めに返事をすることで、読み手との関係が深まります。返信が多くなってきたときのために、よく来る質問への答えをメモにまとめておくと、対応が楽になります。
最初の1週間の目安
始めたばかりなら、1週間のうち3日だけ出す計画で十分です。たとえば月曜に日常、水曜に質問、金曜に案内と曜日を決めておけば、型を迷わず回せます。1週間続けられたら、翌週は1日増やすなど、少しずつ慣らしていきましょう。
フォロワー以外にも届ける工夫
ストーリーズは主にフォロワーが見ますが、位置情報やハッシュタグのステッカーを付けると、フォロワー以外の人の目にも触れることがあります。地域で集客したい場合は、場所のステッカーを付けることで、近くにいる人に見つけてもらえる可能性が高まります。
次にやること
次の順で始めてみましょう。
- 今日の仕事の中から、見せてもよい場面を1つ撮って投稿する
- 週に1回、質問スタンプで読み手に聞きたいことを出す
- 週に1回、予約や商品の案内を、リンクスタンプ付きで出す
- 1か月後に、閲覧数とリンクのクリック数を見直す
- 繰り返し見てほしい内容を、ハイライトに整理する
最初は、1日1枚から始めても十分です。続けることで、読み手との距離が少しずつ縮まっていきます。




