Instagram・X・Threads などの SNS で、無理なく続けられる集客の仕組みを紹介します。

Planning

投稿の計画

SNSの投稿計画の立て方 まず決める4つのこと

目次
  1. 目的をひとつだけ決める
  2. 読み手を具体的に思い浮かべる
  3. 頻度と時間を現実的に見積もる
  4. 投稿の型を3つ用意する
  5. 計画を1枚にまとめて、見える場所に置く
  6. 計画を回すときのつまずきと、1週間の例
  7. 1週間分の組み立て例
  8. 次にやること

SNSの投稿計画は、目的、読み手、頻度、投稿の型の4つを先に決めれば組み立てられます。細かい投稿案は、そのあとで足していけば間に合います。

最初から30日分の投稿文を書こうとすると、数日で手が止まります。計画とは、毎日の迷いを減らすための土台です。ここでは1枚の紙に収まる計画の作り方を、順を追って見ていきます。

目的をひとつだけ決める

SNSを使う目的は、認知を広げる、問い合わせを増やす、既存客と関係を保つ、のように分かれます。ひとつの計画に全部を入れると、どの投稿も中途半端になります。

迷ったら「半年後に何が起きていたらうれしいか」を文にしてみてください。たとえば「店の予約ページを見に来る人が増えている」のように、行動で書くと投稿の方向が見えてきます。

「フォロワーを増やしたい」だけでは、増えたあとに何をしたいのかが決まりません。フォロワーは手段であり、その先にある行動が目的です。

目的が決まると、数字の見方も決まります。予約ページへの移動が目的なら、いいねの数より、プロフィールのリンクを押した人の数を見ることになります。この関係は、あとで振り返りをするときにも効いてきます。

読み手を具体的に思い浮かべる

「20代から40代の女性」のような広い区切りでは、書く内容が決まりません。読み手は、いま何に困っていて、どの時間帯にスマホを見ているのかを、想像できる程度まで絞ります。

実在の誰かを思い浮かべても構いません。既存のお客さんや問い合わせの多い層から、ひとり選んで「この人に向けて書く」と決めると、言葉選びが安定します。専門用語をどこまで使うか、敬語の硬さをどうするかも、読み手が決まれば自然に決まります。

読み手の悩みは、紙に3つ書き出しておきます。たとえば「何を投稿すればいいか分からない」「忙しくて続かない」「反応が来ない」のように、読み手の口から出そうな言葉で書きます。この3つが、のちの投稿ネタの種になります。

頻度と時間を現実的に見積もる

投稿頻度は、理想ではなく、自分の空き時間から逆算します。1本の投稿に準備を含めて30分かかるなら、週3本で週90分です。この時間を毎週確保できるかを、先に確かめてください。

続けられない計画は、よい計画ではありません。週5本を目標にして2週間で止まるより、週2本を半年続けるほうが、積み上がるものは多くなります。アカウントの過去の投稿は、あとから読まれる資産になるからです。

忙しい週のための最低ラインも決めておきます。たとえば「忙しい週は1本だけ」と決めておけば、ゼロの週を避けられます。止まった状態から再開するのは、思った以上に気力を使います。

作業をまとめて行うのも手です。週に一度、1時間だけ座って3本分を作り、予約投稿の機能に入れておけば、毎日の負担はぐっと軽くなります。

投稿の型を3つ用意する

毎回ゼロから形を考えると、時間がかかります。そこで、投稿の型を3つ決めます。たとえば次のような分け方があります。

  • 役立つ情報を伝える型(手順、チェックリスト、よくある失敗)
  • 人柄や裏側を見せる型(仕事の様子、考えていること)
  • 行動を促す型(お知らせ、予約の案内、募集)

役立つ情報を中心に、人柄の投稿を挟み、行動を促す投稿は少なめにすると、読む側の負担が小さくなります。比率は目安であり、反応を見ながら調整してください。

型を決めておくと、書き出しや構成の枠も固定できます。たとえば役立つ情報の型は「悩みを一言で示す、答えを先に書く、理由を2つ添える」と決めておけば、考える部分は中身だけになります。

計画を1枚にまとめて、見える場所に置く

紙に書き出す作業は、頭の中の曖昧な考えを確かめる作業でもあります。書こうとして手が止まる項目があれば、そこがまだ決まっていない部分です。決まっていない部分を見つけられただけでも、計画づくりには意味があります。

計画は長くすると読み返されなくなります。A4の紙1枚、スマホのメモ1画面に収まる量を上限にしてください。

ここまでの内容を1枚にまとめます。書く項目は、目的、読み手、頻度、3つの型、読み手の悩み3つ、の6つです。長い企画書にする必要はありません。

この1枚を、スマホのメモやカレンダーの近くなど、毎日目に入る場所に置きます。投稿のたびに見返せば、方向がぶれにくくなります。複数人で運用するなら、全員が同じ紙を見られる場所に置いてください。

計画は、立てたあとに直す前提で作ります。1か月ほど回してみて、続かなかった部分や反応の薄かった型を見直せば、次の1か月は少し良くなります。最初の計画が外れていても、そこから学べることのほうが大切です。

計画を回すときのつまずきと、1週間の例

ひとつめは、他人のアカウントを見すぎて、自分の目的が変わってしまうことです。フォロワーの多いアカウントの投稿は魅力的に見えますが、そのアカウントの目的と自分の目的が同じとは限りません。参考にするなら、型や構成だけを借りるようにします。

ふたつめは、計画に「やらないこと」を入れ忘れることです。たとえば「流行りの話題には乗らない」「長文の議論には加わらない」と決めておくと、時間の使い方がはっきりします。何でも拾おうとすると、本来の読み手に向けた投稿が減ってしまいます。

みっつめは、数字が出ないことに焦って、計画をすぐ作り直すことです。反応が安定してくるまでには、ある程度の本数が必要です。最低でも1か月は同じ計画で回し、その結果を見てから直すほうが、原因を切り分けやすくなります。

1週間分の組み立て例

イメージしやすいように、週3本の例を挙げます。月曜に役立つ情報の投稿、水曜に人柄や裏側の投稿、金曜に行動を促す投稿、という並べ方です。曜日は固定しておくと、作る側も読む側も習慣にしやすくなります。

月曜の投稿は、週の初めに読まれやすい、短い手順やチェックリストが向いています。水曜は、仕事の中で気づいたことや、迷った点を正直に書きます。金曜は、予約の案内やお知らせなど、読んだ人が次に取れる行動をひとつだけ示します。

この例は、あくまで一例です。業種や読み手の生活リズムによって、よく読まれる曜日や時間は変わります。まず1か月試して、数字を見ながら入れ替えてください。

次にやること

今日できることを、順に並べます。

  1. 「半年後にどうなっていたいか」を、行動で書いた一文にする
  2. 読み手の悩みを3つ書き出す
  3. 週に使える時間を決め、そこから投稿本数を逆算する
  4. 3つの型に当てはまる投稿案を、それぞれ1つずつ書く
  5. 6つの項目を1枚にまとめて、見える場所に貼る

投稿案を3つ書き出した時点で、計画としては動き出せます。残りは、回しながら足していきましょう。