Instagram・X・Threads などの SNS で、無理なく続けられる集客の仕組みを紹介します。

Planning

投稿の計画

SNSの投稿時間帯の決め方と検証のしかた

目次
  1. 時間帯の目安が一定でない理由
  2. 読み手の生活を想像して仮の時間を決める
  3. インサイトで読み手の活動時間を見る
  4. 検証の手順
  5. 曜日の影響も見る
  6. 結果の読み方と落とし穴
  7. 記録用の表の作り方
  8. 業種別の考え方
  9. 時間にこだわりすぎない
  10. 予約投稿と時間帯
  11. 検証をやり直す目安
  12. 数字が少ないうちの進め方
  13. 次にやること

SNSの投稿時間帯は、読み手の生活リズムから仮の時間を決めて投稿し、数週間分の数字を見ながら見直すのが基本です。世の中に出回る「この時間が最適」という情報をそのまま信じるのではなく、自分のアカウントの数字で確かめる必要があります。

時間帯の影響は、投稿の内容ほど大きくないことも多いですが、読み手が見やすい時間に出すだけで、反応が少し良くなることがあります。検証の手順を順に説明します。

時間帯の目安が一定でない理由

投稿時間帯について、朝の通勤時間、昼休み、夜の就寝前が良いという話をよく聞きます。確かに、人がスマホを見る時間はおおまかに決まっていますが、業種や読み手の生活によって、実際に見る時間は変わります。

たとえば、会社員向けの情報と、育児中の人向けの情報では、読まれる時間が違います。夜に仕事を終えた人が読むのか、子どもが寝たあとに読むのかで、同じ「夜」でも時間が分かれます。

また、SNSは投稿した直後に表示されやすい仕組みを持つ場合があります。そのため、読み手が見ている時間に合わせると、最初の反応がつきやすくなります。ただし、仕組みの詳細は公開されていない部分も多いため、あくまで傾向として扱ってください。

読み手の生活を想像して仮の時間を決める

最初の仮説は、読み手の1日を想像して立てます。次のような時間帯を候補にします。

  • 朝の通勤や身支度の時間(7時台〜8時台)
  • 昼休み(12時台)
  • 夕方の帰宅時間(17時台〜18時台)
  • 夜の自由時間(20時台〜22時台)

自分の読み手がどの時間にスマホを見ていそうかを考え、候補から2〜3つ選びます。これが検証の出発点です。

過去のお客さんとのやりとりも手がかりになります。メッセージが届く時間帯が、読み手が活動している時間帯の目安になることがあります。

インサイトで読み手の活動時間を見る

InstagramやXなどには、フォロワーが活動している時間帯を確認できる機能があります。Instagramのプロフェッショナルアカウントなら、インサイトの中でフォロワーの動きが見られます。表示できる項目は変更されることがあるため、執筆時点の機能として確認してください。

この機能は、フォロワーが一定数以上いないと、十分な情報が出ないこともあります。始めたばかりのアカウントでは、見られない場合があるため、その場合は仮の時間で進めます。

数字が見られる場合は、最も活動の多い時間帯の少し前に投稿します。投稿が届くまでに少し時間がかかることを考えるためです。

検証の手順

時間帯の検証は、次の流れで行います。

  1. 候補の時間帯を2〜3つ決める
  2. 同じ型の投稿を、それぞれの時間帯に同じ回数ずつ投稿する
  3. 投稿から24〜48時間後に、閲覧数や保存数を記録する
  4. 時間帯ごとの平均を比べる

比べる際は、投稿の内容をできるだけ揃えます。内容が違うと、時間帯の差ではなく、内容の差が結果に出てしまうからです。

投稿数が少ないうちは、偶然の影響が大きくなります。各時間帯で最低でも4〜5本ほど試してから、傾向を判断してください。

曜日の影響も見る

時間帯だけでなく、曜日の影響もあります。平日と休日では、読み手の過ごし方が変わるため、同じ時間でも数字が違う場合があります。時間帯の検証と曜日の検証を同時に行うと、結果が分かりにくくなります。時間帯を先に固め、そのあとで曜日を見る順番がおすすめです。

結果の読み方と落とし穴

検証の結果、時間帯による差がほとんど見られないこともあります。その場合は、時間帯にこだわる必要はなく、自分が投稿しやすい時間に出せば十分です。

差が見られた場合も、それは今の読み手に対する結果であり、フォロワーが増えたり、生活が変わったりすると、傾向も変わっていきます。数か月に一度は、検証をやり直してください。

もうひとつの落とし穴は、数字を見すぎて、投稿のたびに時間帯を気にしすぎることです。時間が合わなかったとしても、内容が良ければ読まれることはあります。時間帯は調整できる要素のひとつと捉え、重く考えすぎないようにしましょう。

記録用の表の作り方

検証には、簡単な表があると便利です。列は、投稿日、投稿した時刻、投稿の型、閲覧数、保存数、リンクのクリック数の6つで足ります。表計算ソフトでもメモアプリでも構いません。

数字は、投稿から同じ時間がたった時点で記録します。たとえば、すべて投稿の48時間後に見ると決めておけば、時間帯による違いを公平に比べられます。投稿直後と数日後では数字が大きく違うため、記録する時点を揃えることが重要です。

業種別の考え方

飲食店のように来店が目的なら、食事の前の時間帯(昼前、夕方前)に投稿すると、行き先を探している人に届きやすくなります。教室やサロンのように予約が目的なら、予定を立てやすい休日の前の夜に出す方法もあります。

情報発信が目的のアカウントなら、通勤や昼休みなど、まとまった情報を読む余裕のある時間が合うことがあります。これらは仮説であり、実際の数字で確かめてください。

時間にこだわりすぎない

時間帯の調整は、効果が小さい場合もあります。内容が読み手の役に立っていなければ、最適な時間に出しても読まれません。時間帯の検証は、投稿の質と型がある程度固まってから行うのが効率的です。

予約投稿と時間帯

投稿時間を決めても、その時間に毎回スマホを開けるとは限りません。予約投稿の機能を使えば、決めた時間に自動で公開されます。Instagramの一部のアカウントや、Xの機能、外部の管理ツールなどで予約できますが、機能は変わることがあるため、使う時点で確認してください。

予約した場合も、公開後の最初の30分ほどは、コメントへの返信ができるよう、時間を空けておくとよいでしょう。早い返信は、読み手との関係づくりにもつながります。

検証をやり直す目安

フォロワーの層が変わったり、投稿の型を大きく変えたりしたときは、時間帯の傾向も変わる可能性があります。そのような節目には、もう一度検証し直してください。

数字が少ないうちの進め方

フォロワーが少ないうちは、投稿ごとの閲覧数のばらつきが大きく、時間帯の差を読み取るのが難しくなります。その段階では、細かい検証よりも、毎週決まった時間に投稿して習慣を作ることを優先してください。数字が安定してきてから検証に進んでも、遅くはありません。

次にやること

今日から、次の手順で始めましょう。

  1. 読み手の1日を想像して、候補の時間を2つ決める
  2. インサイトで、フォロワーの活動時間が見られるか確認する
  3. 2週間ほど、候補の時間に交互に投稿する
  4. 投稿から1〜2日後の数字を、表に記録する
  5. 一か月たったら、平均を比べて、時間を決める

決めた時間は、固定して続けると、読み手にも習慣として伝わります。