Instagram・X・Threads などの SNS で、無理なく続けられる集客の仕組みを紹介します。

X & Threads

X・Threads

投稿の1行目の書き方 続きを読ませる工夫

目次
  1. 1行目が重要な理由
  2. 型1: 結論から書く
  3. 型2: 問いかけから書く
  4. 型3: 数字を使う
  5. 型4: 場面から書く
  6. 避けたい書き出し
  7. 書き出しを検証する
  8. 媒体ごとの見え方の違い
  9. 1行目を作るための下ごしらえ
  10. 1行目と2行目のつなぎ
  11. 文字数の目安
  12. 読み手の言葉を使う
  13. 次にやること

投稿の1行目は、読み手が続きを読むかどうかを決める場所です。読んで得られること、読み手の悩み、具体的な数字や場面のいずれかを、短く書くのが基本です。

タイムラインには多くの投稿が並ぶため、読み手は最初の1行だけを見て、次へ進むか立ち止まるかを数秒で判断します。ここでは、1行目の型、書き方の工夫、避けたい表現、効果の確かめ方を順に説明します。X、Threads、Instagramのキャプションなど、文章中心の投稿に共通する考え方です。

1行目が重要な理由

多くのSNSでは、長い投稿は途中で折りたたまれ、最初の数行だけが表示されます。続きを読むには、読み手が自分の意思で「続きを読む」を押す必要があります。

読み手がその操作をするのは、1行目に興味を持てたときだけです。どれほど良い内容を書いても、1行目で興味を引けなければ、読まれません。

反対に、1行目だけが魅力的で、中身が追いつかない投稿は、信頼を損ねます。1行目は、中身への正しい入り口として書くことを心がけます。

型1: 結論から書く

1つ目の型は、結論を最初に書くことです。読み手の一番の疑問に直接答えると、「この投稿は自分の役に立つ」と判断してもらえます。

例を挙げます。

  • 「投稿の時間帯は、フォロワーの活動時間を見てから決めると迷いません」
  • 「フォロワー数より先に見るべき数字は、保存数です」

結論に続けて、理由や補足を書く流れにします。読み手は結論を知った上で、納得できるかを確かめるために、続きを読む気持ちになります。

型2: 問いかけから書く

2つ目の型は、読み手が抱えていそうな疑問を、問いの形で書くことです。自分の悩みと重なると、答えを知りたくなります。

例は次のとおりです。

  • 「毎日投稿しているのに、反応が増えないのはなぜか」
  • 「投稿ネタが尽きたとき、最初に見直す場所は」

ただし、答えのない問いかけで終わらせてはいけません。続きでしっかり答えを示し、読み手が「問いに答えてもらえた」と感じられる内容にします。

型3: 数字を使う

3つ目の型は、具体的な数字を最初に出すことです。数字があると、内容のスケールが想像しやすく、信頼感も生まれます。

例を挙げます。

  • 「投稿を作る時間を、30分から15分に減らした3つの工夫」
  • 「最初の1週間でやることを、5つに絞りました」

数字は、事実に基づいたものを使います。実績の数字は、根拠が示せる範囲で出し、架空の数字や、確認できない数字は使いません。手順の数や項目の数は、中身と合っている限り、使いやすい数字です。

型4: 場面から書く

4つ目の型は、具体的な場面を最初に描くことです。読み手がその状況を想像し、自分ごととして受け止めやすくなります。

たとえば「閉店後のレジ前で、今日の売上より先にスマホを開いた。投稿を考えるのが、一番の重荷だった」のような書き出しです。体験を書く場合は、実際にあったことに限り、作り話は書きません。

この型は、共感を呼びやすい一方で、長くなりやすい特徴があります。1行目は短く、場面の入り口だけを示し、すぐに本題へつなげます。

避けたい書き出し

避けたほうがよい書き出しを挙げます。

  • 「衝撃の事実」「知らないと損をする」など、不安をあおる表現
  • 「実は〇〇なんです」と、中身を伏せて引っ張るだけの書き方
  • 前置きが長く、結論までに時間がかかる書き方
  • 挨拶や自己紹介だけで終わる1行目

読み手を引きつけるつもりで使った釣りの表現は、続きを読んでも期待に応えられないと、不信感につながります。1行目で約束したことを、本文で届けることを基本にしてください。

書き出しを検証する

1行目の効果は、反応で確かめます。同じテーマで、型を変えた2〜3本の投稿を出し、表示回数に対する反応の割合を比べます。

投稿の内容や時間帯が違うと、比べにくくなります。できるだけ条件を揃え、傾向を見る目的で使ってください。数本の結果だけで結論を出さず、継続して記録を取ります。

また、自分が普段、どんな1行目の投稿を読むかを観察するのも役立ちます。タイムラインで思わず立ち止まった投稿を保存しておき、共通点を探してみてください。

媒体ごとの見え方の違い

Xでは、タイムラインに表示される文字数に限りがあり、長い投稿は途中で折りたたまれます。1行目と2行目だけで、中身が伝わる書き方を意識します。Instagramのキャプションは、冒頭の2行ほどが表示され、続きは「もっと見る」を押して読む形です。ここでも最初の2行が勝負になります。

ブログ記事やメールの件名でも、同じ考え方が使えます。題名や件名は、1行目の役割を持っています。SNSで練習した書き方を、ほかの文章にも応用できます。

1行目を作るための下ごしらえ

書き出しに悩んだら、先に本文を書いてから、1行目を最後に考える方法があります。本文を書き終えると、一番伝えたいことが見えてくるため、それを抜き出して1行目にします。

また、候補を5つ書き出し、そのうちの一番短く、具体的なものを選ぶ方法も有効です。5つ書くうちに、最初に浮かんだ案より良い表現が見つかることがあります。

1行目と2行目のつなぎ

1行目で興味を引いたら、2行目でその期待に応えるか、続きを読む理由を足します。1行目が問いなら、2行目で「答えは3つあります」と予告する。1行目が結論なら、2行目で「理由を順に書きます」と案内する。このつなぎがあると、読み手は迷わず先へ進めます。2行目で話が飛ぶと、せっかく集めた興味が途切れてしまいます。

文字数の目安

1行目の長さは、スマホの画面で1〜2行に収まる量が目安です。日本語なら、30字から40字ほどです。長くなると、途中で折り返されて、肝心の部分が見えなくなることがあります。伝えたいことの核になる言葉は、行の前半に置くと、目に留まりやすくなります。

読み手の言葉を使う

1行目は、読み手が普段使っている言葉で書くと、自分のことだと感じてもらえます。専門用語や業界の言葉は、読み手がそのまま使っているか確認し、使っていなければ、日常の言葉に言い換えます。

読み手の言葉を知るには、お客様との会話や、DMでの質問、コメントの言い回しを見返します。実際に使われている言葉は、そのまま1行目の材料になります。

次にやること

次の順で、練習してみましょう。

  1. 書こうとしている投稿の、結論を一文で書く
  2. その結論を、4つの型で書き換えてみる(結論、問い、数字、場面)
  3. 3秒で読み切れる長さに削る
  4. 本文で、1行目の約束に答えられているか確認する
  5. 投稿後、表示回数と反応を記録し、型ごとに比べる

書き出しは、練習するほど早く決められるようになります。まずは1日1本、複数の案を書くことから始めてください。