Xの固定ポストには、初めてプロフィールを訪れた人が、このアカウントをフォローする理由を判断できる内容を書きます。型は、自己紹介型、役立つ投稿の案内型、行動を促す型の3つから選ぶと迷いません。
固定ポストは、プロフィールを開いたときに、自己紹介文のすぐ下に表示される投稿です。流れてしまった過去の投稿を探さなくても、アカウントの紹介が目に入る場所に置けるため、フォローされるかどうかに影響しやすい場所だと言われています。ここでは、書く内容、3つの型、設定の方法、更新の考え方を順に説明します。
固定ポストの役割
投稿を見て興味を持った人は、そのアカウントのプロフィールを開き、固定ポストと直近の投稿を確認します。固定ポストが空だったり、古い内容のままだったりすると、読み手は判断の材料を得られません。
固定ポストの役割は、次の3つです。
- アカウントが何を発信しているかを伝える
- 読むメリットを示して、フォローする理由を作る
- 見てほしい場所(ブログ、予約ページなど)へ案内する
自己紹介文は文字数に限りがありますが、固定ポストなら、もう少し詳しく書けます。プロフィール文の補足を、固定ポストで行うという考え方もできます。
型1: 自己紹介型
1つ目は、自己紹介型です。誰が、誰に向けて、何を発信しているのかを、短く説明します。初めてアカウントを作った人や、人柄で選ばれる仕事の人に向いています。
書く内容の例は、次のとおりです。
- 自分が何者か(仕事、立場、経験の年数など、事実のみ)
- 発信している内容(主なテーマ3つほど)
- 読み手へのメッセージ(どんな人に読んでほしいか)
たとえば「小さな店の人に向けて、続けられるSNS運用の工夫を発信しています。店舗運営の経験をもとに、投稿計画、数字の見方、道具の選び方を書いています。無理のない運用を考えている方に読んでもらえればうれしいです」のような構成です。
実績や肩書きを書く場合は、事実のみを書き、誇大な表現は避けます。結果を保証するような言い切りは、信頼を損ねる原因になります。
自己紹介型の注意
長すぎると読まれません。5〜6行以内に収めるか、ツリーで続きを読めるようにします。
型2: 役立つ投稿の案内型
2つ目は、これまでの投稿の中から、特に役立つものを紹介する型です。投稿の数が増えてきたアカウントに向いています。
「初めての方へ。よく読まれている投稿をまとめました」と書き出し、過去の投稿やブログ記事へのリンクを3〜5件並べます。ツリーにして、一つひとつ紹介しても構いません。
案内する投稿は、読み手の悩みに答えているもの、初心者が最初に読むと役立つものを選びます。数字の高い投稿をそのまま並べるのではなく、アカウントのテーマを伝えられる内容を優先してください。
紹介する投稿は、定期的に入れ替えます。古い情報のまま残っていると、不親切な印象を与えるおそれがあります。
型3: 行動を促す型
3つ目は、読み手に取ってほしい行動を案内する型です。予約、問い合わせ、無料の資料の配布、メールマガジンの登録、ブログの購読など、アカウントの目的に直結する案内に向いています。
書き方は、次の順が分かりやすくなります。
- 読み手の悩みや状況を一言で示す
- 提供するもの(サービス、資料など)の内容を簡単に説明する
- 行動のしかたと、リンクを示す
たとえば「SNSの投稿計画が続かない方へ。1枚で作れる計画シートをブログで公開しています。詳しくはこちらから」のように、読み手の悩みから始めます。
案内を出す場合も、押しつけがましい書き方は避けます。強い言い切りや、期限をあおる表現は、読み手の警戒心を高めるため、事実に沿って静かに伝えるほうが安全です。
固定ポストの設定と更新
固定ポストの設定は、投稿のメニューから「プロフィールに固定」といった項目を選んで行います。表示名や操作の手順は更新されることがあるため、執筆時点の内容として、実際の画面で確認してください。
更新の目安は、次のタイミングです。
- 発信するテーマや目的が変わったとき
- 案内しているサービスや商品が変わったとき
- 紹介している投稿が、古くなったとき
- 3か月ほど経過したとき(内容を見直す節目として)
更新のたびに、新しい固定ポストの表示回数や、プロフィールからのフォロー数の変化を記録しておくと、どの型が合うか分かってきます。
業種別の書き方の例
飲食店や小売店なら、行動を促す型で、営業時間、場所、予約方法をまとめるのが分かりやすくなります。教室やサロンなら、自己紹介型で、教える内容と対象、通った人がどう変わるかを短く書きます。
個人で情報を発信する人は、案内型で、初心者向けに読んでほしい投稿を3つ紹介する形が合います。ブログを運営している場合は、人気の記事ではなく、アカウントの考え方が伝わる記事を選んでください。
固定ポストの見た目
固定ポストは、画像を添えると目を引きますが、画像だけに情報を入れないようにします。文字で内容を書き、画像は補足として使うのが安全です。画像を使うなら、文字が小さくなりすぎないよう、スマホの画面で確認してから設定してください。
絵文字や記号は、使いすぎると読みにくくなります。箇条書きの頭に使う程度にとどめると、すっきりします。
試してみる方法
どの型が合うかは、実際に使ってみないと分かりません。2〜3週間ごとに型を変えて、プロフィールからのフォロー数や、リンクのクリック数を見比べる方法があります。数字の差が小さければ、読みやすさや、自分が書きやすい型を優先しても構いません。
また、第三者に見てもらうのも有効です。家族や知人に、プロフィールを開いてもらい、何のアカウントに見えるか、フォローしたいと感じるかを聞いてみてください。自分では気づかない、分かりにくい部分が見つかります。
固定ポストと最新の投稿の関係
固定ポストが読み手の関心を引いても、直近の投稿が止まっていると、アカウントが動いていない印象を与えます。固定ポストの更新だけでなく、定期的な投稿を続けることも、フォローされる理由になります。
避けたいこと
固定ポストでの失敗例を挙げます。
- 内容が曖昧で、何のアカウントか分からない
- 宣伝ばかりで、読み手のメリットが見えない
- リンク先が切れている、または古い情報になっている
- 画像だけで、文章がなく、検索や読み上げに対応できない
特にリンク先は、月に一度は動作を確認してください。リンクが機能していないと、案内の意味がなくなります。
次にやること
次の順で、固定ポストを作ってみましょう。
- 自分のアカウントの目的を、一文で書く
- 3つの型から、今の自分に合うものを1つ選ぶ
- 5〜6行以内で下書きを書き、声に出して読んでみる
- 投稿して、プロフィールに固定する
- 3か月後に見直す日付を、カレンダーに入れる
迷ったら、まず自己紹介型から始めてください。運用を進める中で、案内型や行動型に切り替えていけます。




